(2)自動航行機能
電子海図上で通過すべき位置(変針点、以降WayPoint:WPと称す)の設定と変更ができる。
複数のWPによって航行経路を設定することができ、その経路に沿ったトラッキング航行が可能となる。この機能により操船者は意志決定(操舵のタイミングの決定)作業から解放され、その負担は軽減する。六機能の概要を以下に示す。
制御アルゴリズム概要
航行経路トラッキングのための制御アルゴリズムは、現在位置と航行予定の経路との差(航路誤差、XTE:クロストラックエラー)に比例した修正針路角を求め、オートパイロットに対し指令方位を出力する。指令方位に対して船首方位を追従させる舵制御は従来通りのオートパイロットが行う。図2−3−4に自動航行の制御ブロック図を示す。
図2−3−4自動航行の制御ブロック図
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